紅茶のティーバッグから大量のマイクロプラ。腸細胞から吸収される可能性も

MSN - 20:01
Image:NewAfrica/Shutterstock一生かけて飲むナノプラスチック粒子は、兆単位で済まない気が…。毎日何気なく飲んでいるティーバッグのお茶に、思いもよらない事実が。最新の研究によると、市販のティーバッグから、信じられない量のマイクロプラスチックとナノプラスチックが放出されていることが明らかになりました。地球上と体内のあらゆる場所からマイクロプラが見つかっているとはいえ、ティータ

一生かけて飲むナノプラスチック粒子は、兆単位で済まない気が…。

毎日何気なく飲んでいるティーバッグのお茶に、思いもよらない事実が。

最新の研究によると、市販のティーバッグから、信じられない量のマイクロプラスチックとナノプラスチックが放出されていることが明らかになりました。地球上と体内のあらゆる場所からマイクロプラが見つかっているとはいえ、ティータイムに手を出さないでって感じです。

素材による違いが明確に

スペインのバルセロナ自治大学(UAB)生物科学部遺伝学・微生物学科変異誘発グループが、科学誌『Chemosphere』に発表した研究結果は、正直なところ衝撃的でした。

ナイロン6、ポリプロピレン、セルロースで作られた市販のティーバッグを使用した実験で、最も多くの微粒子が検出されたポリプロピレン製からは、なんと1ミリリットルあたり約12億個(平均サイズ136.7ナノメートル)のナノプラスチックが検出されました。

セルロース製からは約1億3500万個(平均サイズ244ナノメートル)、ナイロン6製からも約818万個(平均サイズ138.4ナノメートル)の微粒子が検出されています。

ティーカップ1杯200mlとしましょう。ポリプロピレン製のティーバッグの紅茶(緑茶でもなんでもいいですが)だと、ナノプラ12億個×200なので、合計2400億個のナノプラスチックを紅茶と一緒にたしなむことに…。

ナイロン6製のティーバッグを使った商品を探した方がいいのかどうかも、...
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