テスラ株急伸、マスクCEOは政府業務への関与時間を削減へ

MSN - 06:31
米電気自動車(EV)メーカー、テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は22日、5月から米政府関連業務を「大幅に」縮小すると述べた。これを受け同社の株価は時間外取引で急伸した。

(ブルームバーグ): 米電気自動車(EV)メーカー、テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は22日、5月から米政府関連業務を「大幅に」縮小すると述べた。これを受け同社の株価は時間外取引で急伸した。

  マスク氏は決算発表に関するアナリスト向け電話会見で、「恐らく来月から、政府効率化省(DOGE)への時間配分は大幅に減少するだろう」と発言。「大統領の任期終了まで」ある程度の関与を続ける見通しだが、間もなくテスラにより時間を割くようになるだろうと述べた。

  マスク氏の発言を受け、テスラの株価は上げ幅を拡大し、一時7.8%上昇した。

  過去3カ月間にマスク氏がDOGEの運営に多くの時間を割いたことから、テスラ株は低迷。同氏の個人資産も減少していた。

決算発表

  同社はこの日発表した決算報告書で、2025年通期の売上高増加見通しを撤回し、次の四半期に予想を見直す方針を示した。関税や、マスク氏の政治的言動に対する反発などが、同社に打撃を与えていることを示唆した。

  発表資料によると、1-3月(第1四半期)の調整後1株利益は27セントで、アナリスト予想平均を下回った。通期売上高が成長へ回帰するとした以前の見通しを撤回した代わりに、「車両事業の成長に向けて堅実な投資を行っている」と説明。これは生産の増加やより広範なマクロ経済環境といった要因に左右されるとした。

  さらに、「グローバルな貿易政策の変化が、自動車とエネルギーのサプライチェーン、当社のコスト構造、耐...
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