記者会見する自民党の森山裕幹事長=22日、東京・永田町の同党本部
米国の高関税措置を巡る協議で、政府が米国産コメの輸入拡大案を検討していることに対し、与党内から賛否の声が上がっている。 【写真】イオンが発売した米国産と国産のブレンド米「二穂の匠(にすいのたくみ)」 高騰が続くコメ価格の安定化につながるとの期待がある一方、参院選を見据え自民党支持層のコメ農家が離反することへの懸念も少なくない。食料安全保障の観点から慎重論もあり、石破茂首相は難しい判断を迫られる。 「さまざまな検討の可能性がある。ミニマムアクセス(最低輸入量)で一定量が(国内に)入っており、これをどう考えるかも一つの議論だ」。自民党の小野寺五典政調会長は22日、首相官邸で記者団にこう述べ、米国産コメの輸入拡大を前向き...
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